ICOM CI-V インターフェースの製作

2013.02.17 JH7UBC


ICOMの無線機は、CI-V(Communication Interface V シーアイブイ)というインターフェースを介してパソコンと通信を行うことができます。パソコンは、RS-232Cポート(電圧はスペースが+3〜+15V、マークが-3〜-15V)で、ICOM無線機はTTLレベル(5V)ですので、電圧レベルを変換する必要があるわけです。それを行うのがCI-Vインターフェースです。
今回製作したインターフェースの回路は、ICOM CT-17のコピーですが、JA4BUA局からのアドバイスを受け、若干改良してあります。(回路図の赤の部分)CT-17のトラブルと問題点及び改良方法については、JA4BUA局のHPをご覧ください。
5Vを作る3端子レギュレーターICは、手持ちの7805(LM340T5)を使いました。
CT-17では無線機を4台接続できるように4回路になっていますが、当局では、HF用とVUHF用の2台のリグとSteppIRのコントローラーを接続しますので、3回路にしました。

 

実際に製作したインターフェースの内部です。

現在、HF−50MHz用のIC-756PRO,VHF・UHF用のIC-911D及びSteppIRのコントローラをこのインターフェースに接続し、9600bpsで運用しています。
このインターフェースの出力は、同じ出力に単にリグをパラレルに接続するだけですから、2台のリグを同時に使用すると当然他のリグが影響を受けます。
(これは、回路上しかたがないことのようです。解決策はICOMのサポートのページにあります。)
当局では、使わない方のリグの電源をOFFにするか、ジャックを抜いて対応しています。

2015.10.16 追記
 この問題を解決するためにRIG1とRIG2の切り替えにトグルスイッチをつけました。
 これで、ジャックを抜き差しする必要がなくなりました。回路図は下のとおりです。

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